【2022年最新版】海外に住む前に日本でやっておくべき準備リスト[時期別]

海外移住の準備チェックリスト 海外赴任
海外移住の準備チェックリスト

いざ海外移住が決まると楽しみな半面、「何から手を付けていいか分からない!」「準備にモレがないか心配!」という気持ちになりますよね。

この記事では、ベトナム在住で、過去にはカンボジアへの駐在経験がある筆者が、実際におこなった準備と、やればよかったと感じたことを時期別にまとめました。それぞれの完了までにかかる期間や費用も記載しています。

この記事に書かれているリストを1つずつこなしていくことで、「海外に行くことなんて考えてなかった!」という方でも着実に海外移住の準備を進められるようになるはずです。

スムーズに海外生活をスタートできるように、きっちり準備していきましょう!

海外移住 【半年〜3ヶ月前まで】

パスポートの期限をチェック

まず真っ先にパスポートの期限をチェックしましょう。コロナ禍で海外に行く機会が少なくなった今、有効期限が切れている人も多いのではないでしょうか?

次に行うビザの取得手続きでもパスポートが必要になります。切れている場合、パスポートの更新手続きを行いましょう。

また、入国時にパスポートの有効期限が一定以上残っていないと入国できない国が多いです。
例えば今私が住んでいるベトナムでは、入国時に残り1年以上求められます。

パスポートはこれから始まる様々な手続きの基礎となりますので、早めにチェックしましょう。

所要日数:申請から6営業日(土日、祝日、振替休日、年末年始を除く)
取得場所:お近くのパスポートセンター
費用:10年⇨16,000円 5年⇨11,000円
必要書類:新規の場合、戸籍抄本が必要。
注意事項:収入印紙が現金払いなので現金を用意しておきましょう。

1.ビザの取得手続きをスタート

就労ビザ、留学ビザ、帯同ビザなど種類や行く国によって手続きは違います。基本的には、就労ビザであれば会社、留学ビザであればエージェントのサポートがあると思いますので、指示に従って準備していきましょう。

入手までに意外と時間がかかる書類も多いので、早めに確認してできるところから進めておくと安心です。

2.病院の受診

海外に移住すると、日本の病院での診療は難しくなります。日本に比べて医療費が高額になったり、国によっては充実した医療にかかりづらかったりもするので、日本にいるうちに心配ごとがある方は受診しておくべきでしょう。

特に歯医者や産婦人科は日本で行っておくことをオススメします。

健康診断や人間ドックについても、合わせて行っておいたほうがいいです。入国条件として健康診断の結果が必要になり、現地入国時に受けるケースもありますが、細かく検査してくれるとは限りません。私もベトナム入国後に健康診断を受診しましたが、日本に比べてあっさりしていました。

治療が必要になった場合に時間がかかることを考えて、早めに受診することをオススメします。

3.不用品の処分をスタート

海外に持っていかないモノは早いうちから処分していきましょう。私もメルカリやセカンドショップで販売したり、親族や友人に譲渡したり、売れそうにないものは断捨離しました。

持っていかないけれどどうしても保管しておきたいものは、実家やレンタル倉庫に預けておくといいでしょう。

普通の引っ越しでも直前になって思ったよりモノが多くて困ることが多いと思いますの早め早めの準備を心がけましょう。

4.現地について学ぶ

余裕があれば、現地について学びましょう。現地にすでにいる人のSNSをフォローするのもいいですし、関連するニュース記事を見てみるのもいいでしょう。

私の場合、すでに現地で働いている会社の方から書籍を紹介してもらい、歴史や政治、経済など一通り勉強してみました。きっと行くのがますます楽しみになります。

海外移住 【3ヶ月〜1ヶ月前まで】

5.海外での滞在場所探し

駐在等であれば現地の住居手配を会社がサポートしてくれたりしますが、自分で確保しなければならない場合は早めにお部屋さがしを始めておきましょう。インターネットで検索するか、できれば知り合い経由で探しましょう。

現地についてからエリアを散策して探したい場合は、現地のホテルを2週間〜1ヶ月ほどおさえておくといいでしょう。

【詐欺に注意】仕事関係の移住であれば、すでに現地にいる会社の人、留学であれば学校やエージェントの方に相談すると安心して選ぶことができます。まっさらな状態でイチから探す人は、初期費用の事前振込みの必要がない物件を契約するといいでしょう。

筆者
筆者

お部屋探し関係では、たま〜に詐欺の話も聞きます。仕事で行く人は先に行っている会社の人に、留学で行く人は学校やエージェントに話を聞いて部屋探しをすると安心です。また、初期費用の事前振り込みには慎重になってください。

6.クレジットカードの作成

海外でクレジットカードはよく使います。持っていない人は作っておきましょう。

特に家族帯同で仕事を辞めて行く場合や留学で行く場合は、日本で会社員や学生でいるうちに作っておくといいでしょう。会社員の身分がなくなるとカードの審査が通らないこともありえますので、日本にいるうちに複数作っておくことをオススメします。

すでに持っている人も、せっかく海外に行くならJALやANAなどの航空会社系のカードを作っておくとマイルを貯められるのでお得です。その他にもご自身が海外でもよく使うサービスがありそうという方は関連のカードを作っておきましょう。

7.税務署での確定申告相談

日本の場合、1月1日時点で住んでいる(住民票がある)場所に住民税を支払う必要があります。つまり、新年から海外に住所を移すということでもない限り住民税の支払いが必要になります。

確定申告は海外からでも行うことができるので、お近くの税務署で相談してみてください。

例)2020年7月に海外移住する場合、2021年2月15日〜3月15日までに確定申告

8.卒業証明書(英文)の取得

海外移住の際には、大学や専門学校の卒業証書を英文で取得しておくと便利です。現地で仕事を探す場合や転職活動をする際に必要になってきます。

学校によって、キャンパスに取りに行く方法、郵送してもらう方法、コンビニで印刷する方法などがありますので、ご卒業の学校のホームページ等から問い合わせてみてください。数百円で手に入るので何通か取得しておくといいと思います。

9.予防接種/接種証明書の取得

国、地域ごとに必要な予防接種が違います。国によっては入国にあたって予防接種の証明書が必要になる場合がありますので、早めに確認しましょう。

受けるべき予防接種の内容は、厚生労働省検疫所のホームページを参考にしてください。接種できる場所もこちらで調べることができます。

筆者
筆者

予防接種の内容によっては、1回目から期間をあけて2回目を受ける必要があるので、
早めに確認しておきましょう!

9.退去連絡

賃貸物件に住んでいる場合、不動産会社へ退去の連絡をしましょう。契約内容によりますが、一般的には1ヶ月前までに伝えるという決まりになっている場合が多いです。

借りた時に結んだ賃貸借契約書が残っているはずなので、確認してみてください。不要なトラブルにならないよう、忘れず早めにやっておきましょう。

10.自動車の売却

自動車をお持ちの方は、処分(売却、譲渡、廃車)を考えておきましょう。同時に、自動車保険の解約も忘れずにやりましょう。

名義の変更手続きなどに少し時間がかかるので、目安として2ヶ月前くらいに取り組むといいでしょう。

11.携帯電話を乗り換え

一昔前だと、海外移住時に日本の携帯電話をどうするか?という問題が発生していました。

料金がかかるけれど契約を続けるか、休眠扱い(3大キャリアで400〜500円/月)にして電話番号を残すか、電話番号を手放して解約するか。と悩んだものですが、

今であれば、海外にいても無料で携帯電話の契約を残すことができます。2020年から始まった楽天モバイルのプランは海外移住者には本当に助かるサービスです。詳しくは【海外勤務者向け】無料で日本の携帯番号を維持する方法をご参照ください。

12.免許証の更新

海外移住によって免許証の更新が難しくなる場合、事前の更新が可能です。次の一時帰国までに期限が切れてしまいそうという場合には、事前更新をしておくべきです。

警視庁のホームページにもあるように、事前更新にはパスポートと、更新時期に海外に行っていることを示す書類等が必要になりますのでご確認ください。

要日数:お近くの警察書、免許センターに「事前更新」したいと伝えてご確認ください。
取得場所:お近くの警察署、免許センターに問い合わせの上ご確認ください。
必要書類:パスポート、次回更新期間に海外にいることを証明する書類
注意事項:必要書類にモレがないかなど、警察署等へ問い合わせることをおすすめします。

13.国際免許証の取得

使うかどうかは人それぞれですが、国際免許証の取得を検討してもいいと思います。

移住先の地域によっては、車がないと生活が厳しい場所もあります。

海外移住 【1ヶ月〜1週間前まで】

14.ライフライン(水道、電気、ガス、インターネット)の解約

家の退去日に合わせて水道、電気、ガス、インターネットなどの契約を解除しましょう。事前に各業者に連絡することで、退去日ちょうどに解約できます。

筆者
筆者

日程の指定を間違えると、電気がない!なんて悲しいことになるので、注意してください!

15.銀行口座の整理

日本に居住していない人は解約しないといけない銀行口座があります。メガバンクなどでは海外在住でも利用できる口座サービスもありますので、こちらを利用しましょう。

また、非居住者だと新規に口座を開設することが難しくなるので、そのあたりも考えておくといいでしょう。今のところ、既存の銀行口座も海外に移住したからと言ってただちに使えなくなるわけではないようです。

16.海外転居届の提出

海外転居届は原則、海外に1年以上居住する人が提出することになっています。海外転居届を提出することで、住民票を取り除くことになります。住民票を残すのか、取り除くのかはプランによって異なるのでよく考えて決めましょう。住民票について詳しくは【徹底解説】海外赴任で住民票を抜く?残す?[住民票を抜く影響と手続き]をご参照ください。

海外移住の2週間前から提出することができます。

17.実家などへ郵便転送をかける

現在住んでいる家を退去したあとも郵便物を受け取れるように、郵便転送を申請しておきましょう。

郵便局の窓口などで手続きできます。詳しくは郵便局のサイトをご覧ください。

18.各種サブスクの解約

海外で使わない定期契約のサービスを忘れずに解約しておきましょう。
新聞やNHK、インターネット、固定電話、トレーニングジム、日本でしか使えない各種保険などなど。

筆者
筆者

ほとんど海外から解約することができますが、手続きが面倒になりますし、
なにより使ってないのにお金を支払うのはとても悔しいので注意です!!

19. 戸籍抄本の取得

海外では戸籍抄本(の英訳)を求められるケースが多々あるので持っておくと便利です。例えば結婚した際とかですね。複数枚持っておくといいでしょう。

20.健康保険、国民年金

健康保険を解約するか、継続するかは個人の判断によります。こちらは詳しい条件を年金事務所に問い合わせて確認してください。継続にかかる費用や現地で適応できるかどうか、などを確認しましょう。またどれほどの頻度で一時帰国するのか?もポイントになるかと思います。

私の場合、日本への出張があるとはいえ、そこまで頻度はないと思いましたので、現地での民間保険に加入し、日本の保険は解約しました。

国民年金の場合、支払いが任意になります。将来の受給額も含めて検討しましょう。

海外移住 【直前】

21.健康保険証の返納

出発直前に健康保険証を返納します。

私の場合、出発の日に空港から送りました。
事前に行き先を書いた封筒と切手を用意しておくと当日スムーズでしょう。

【番外編】期間に関係なく、海外移住にあたってやっておくこと

ここでは番外編ということで、期間に限らずやっておくといいと思うことを書いておきます。

現地語&英語を学ぶ

現地で使う言葉や英語を勉強しておくといいでしょう。ちょっとした挨拶程度でも現地の人とコミュニケーションする上では大切です。

行ってからどんどん使って覚えていくことも大事ですが、事前に基礎を学んでおくと習得スピードが全然違います。ぜひ、かじってみましょう。

貯金をしておく

海外移住をすると、何かと想定していなかった出費があるものです。各種手続きにかかる申請費用や新生活用の品々などなど。最初が肝心なので、現地の人とのお付き合いもケチりたくありませんよね。

なるべく貯金をしておくことをおすすめします。

副業を始める

せっかく海外にいるのですから、それを活かした副業を始めてみてはいかがでしょうか?貯金のところでもお話しましたが、なにかとお金もかかるので副収入があると嬉しいです。

大切な人に挨拶する

インターネットでいくらでも繋がれる時代ではありますが、やはり本当に大切な人とは会っておいてはいかがでしょうか?こんなご時世なので、注意した上で会いたい人に会っておきましょう!

日本に残す家族向けに防災対策をする

日本は災害大国であり、今後首都直下型地震や南海トラフ地震、富士山噴火など様々なリスクが想定されています。日本に残す家族や親族、大切な人がいる場合は防災準備を行っておきましょう。詳しくは【海外移住の不安解消】日本に残す家族のための防災対策「やることリスト」もご参照ください。

まとめ

おつかれさまでした!長くなってしまいましたが、以上が海外渡航前の準備リストになります。参考になりましたら嬉しいです!

何かと手間がかかりますが、これもまたいい思い出!せっかくの海外移住ですから、安心して海外生活のスタートダッシュを切っていただければ幸いです。

筆者
筆者

海外生活楽しんでいきましょう!

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