【TOEIC対策】直前スコアアップ!独学で900点とったパート別テクニック

TOEIC Technique 英語
TOEIC Technique

就職、転職、キャリアアップ、海外駐在と様々な場面でTOEICの点数が見られます。
TOEICで英語力のすべてを測れているかといえば、そんなことはないかもしれません。
しかし、大事な局面で参考にされることは確かです。チャンスを掴むために、いいスコアを持っておくに越したことはありませんよね。

今回は、独学でTOEIC900点を超えて、海外駐在のチャンスを獲得した筆者がTOEICスコアアップに向けて即効性のあるパート別テクニックをお伝えします。

受験数ヶ月前の方はもちろん、直前でもスコアアップに役立つ情報ではないかと思います。

筆者
筆者

留学などの特別な海外経験はなかったので、多くの人に参考にしてもらえると思います!

TOEICで高得点が取れるのはどんな人?

はじめに、TOEICで高得点を取れる人を大きく2種類に分類したいと思います。
自分がどちらに当てはまるか、まずは考えてみてください。

1パターン目は帰国子女だったり、留学を経験していたりと、英語が普通に使える人です。これらの人はTOEICのリスニングパートでは全文を聞いて内容を理解し、リーディング問題に関しては全文読んだ上で回答することができます。

もう一方は、留学経験などの海外経験はなく、英語が流暢に使えるわけではないけれどTOEICのテクニックを学び、過去問で練習した人です。これらの人は、リスニングパートでもリーディングパートでも一部分のみに絞って聞いたり読んだりして回答しています。私もこちらのパターンでした。

この記事を読まれているあなたはどちらでしょうか?
ネイティブ並に英語ができるわけではないという人は、ぜひテクニックを身に着けましょう。

【TOEICスコアアップ】パート別テクニック

留学や帰国子女など英語を普通に使える人以外は、まずテクニックから入る重要性をお伝えしました。
それでは、パートごとに具体的なテクニックをお伝えしていきます。今回は各パートの最重要テクニックに絞ってまとめました。

【TOEICパート1のコツ】 写真を先にみる

【パート1の問題形式】
写真を描写する4つの英文(選択肢A〜D)が読まれます。そのなかから、写真を最も適切に説明したものを選ぶ問題です。問題冊子には、写真だけ印刷されており、英文は1回だけ読まれます。
TOEIC part1 picture (引用:TOEIC公式サンプル問題

このパートの最重要テクニックは選択肢が読まれる前に写真に目を通すことです。
問題が始まる前に、パート1について説明する時間(ディレクションの時間)が約90秒あります。この間にすべての問題の写真に目を通し、読まれる文章のポイントを把握します。問題は全部で10問(写真が10枚)ありますので、写真1枚につき9秒ほどということになります。

写真は、【人物】と【モノ・風景】に分かれます。
【人物】の場合、その人の動作や「帽子をかぶっている」や「座っている」などの状態に注目します。

「モノ・風景」の場合、「どこどこに置いてある」や「隣同士で設置されている」などの位置関係と「車には誰も乗っていない」などの状態に注目します。

写真ごとに注目するポイントを把握した上で選択肢を聞くとグッと正答率が上がります。90秒で10枚の写真に目を通し、ポイントを発見する練習を過去問の中でやっておきましょう。

筆者
筆者

すべてのパートで共通することですが、TOEICでは分からない問題は適当にでもマークして次の問題に集中しましょう。難問に悩んで別の簡単な問題を落とす方がダメージは大きいです。迷う暇があったら次の問題を正解しましょう!

【TOEICパート2のコツ】文頭1〜2語に全集中

【パート2の問題形式】
パート2 は応答形式の問題です。まず問いかけの英文が読まれます。そのあとで (A)〜(D)の3つの応答の英文が読まれるので、そのなかから最も適切な応答を選ぶ問題です。問題冊子には何も印刷されておらず、英文は一回読まれるのみ、問題は全部で30問です。

このパートの最重要テクニックは、はじめの1〜2語に全神経を集中させることです。

問いかけの文章のうち3〜4割はwhatやwhere、whyなどのいわゆる[wh-の疑問文]です。
基本的にwhereと聞かれれば場所を答えている選択肢を選び、whyと言われれば理由を答えているものを選ぶといった感じになります。

[Wh-以外]の疑問文では、Do you–? や Is she–? のように疑問詞が文頭につかない場合はYes/Noで答えている選択肢を選びます。

その他には、命令文や平叙文(疑問でも命令でもない文)、などいくつかのパターンがあります。疑問文以外は回答文決まった選び方はなく、全体の意味から選ぶしかありません。

少し複雑なひっかけ問題もたまにありますが、テンポが早いパートなので、気にせず答えて次の問題に集中しましょう。

【TOEICパート3、4のコツ】設問の先読み

【パート3、4の問題形式】
パート3は会話形式の問題です。まずは2人による会話を聞きます。その後、その会話に関する3つの設問に答えていきます。各設問(A)〜(D)の選択肢があり、この中から選びます。冊子には設問と選択肢が書いてあります。全部で10の会話を聞き、30問の設問に答えるパートです。

パート4はパート3の説明文バージョンです。問題数は30問(英文10題)

両パートの最重要テクニックは、設問を先読みすることです。
会話文(説明文)が読まれる前に、3つの設問に目を通して質問内容を把握しておくことで答えを待ち伏せしながら英文を聞くことができます。これだけで随分正答率を上げることができます。

設問は[全体を問うもの]と[詳細を問うもの]に分かれます。

[全体を問う設問]の場合、読まれる英文の最初のほうに意識を集中してください。会話や説明の場面、テーマ、目的などは冒頭部分に含まれているケースが多いです。
[詳細を問う設問]の場合、主語に注目しましょう。誰の行動について問われているかを把握しておけば、英文を聞く時にそのポイントについて注意して聞くことができます。

【TOEICパート5、6のコツ】即解答で時短

パート5からはリーディングパートに移ります。
大前提としてリーディングパートは時間との勝負です。特に英文の読み込みに慣れていない方だと、普通に全文読んで回答していては、すべて解き切ることは時間的にかなり難しいと言えます。リーディングパート全般で、なるべく全部読むことはせず、時短で解いていくことを意識してください。

【パート5、6の問題形式】
パート5は、短い英文に空欄(——)があり、そこに入れる適切な語句を(A)〜(D)の4つの選択肢から選ぶ問題です。語彙力と文法知識が求められます。このパートは全部で40問です。

パート6は、4つの長文(メールや手紙などの形式)が出され、それぞれの文章中に3つずつ空欄があるのでパート5同様4つの選択肢から当てはまるものを選びます。

パート5、6の最重要テクニックは、空欄の前後だけを確認して即回答するです。
どちらのパートも、設問は[文法問題]と[語彙問題]がおよそ4〜5割程度を占めています。これらの問題は以下の例に示す通り、空欄の前後だけを確認して即回答しましょう。

[文法問題]の場合、(A)write (B)to write (C)writing (D)wrote などのように品詞が違う形で同様の単語が出されます。空欄の前後を見て、動詞の原型を入れるのか、動名詞を入れるのか、文法的知識から即回答をします。
[語彙問題]の場合、(A)train (B)concentrate (C)proclaim (D) confuse のように品詞は同じで意味の異単語が並んでいたりします。こちらも前後の関係と単語の意味から即判断し解答します。

一部に、(A)although (B) and (C)even so (D) if のように接続詞が選択肢になる場合があります。
この場合、文章の前後関係を把握しないといけないので、仕方なく全文を読むというイメージです。

時間配分でいうとパート5、6ともに1問につき30秒が解答時間の目安です。
すべての問題で全文読んでいてはとても間に合いませんので、上記テクニックを駆使して読まずに解答する訓練を積んでおきましょう。また、繰り返しになりますが、分からない問題に固執するのは危険です。

【TOEICパート7のコツ】設問の先読み

【パート7の問題形式】
このパートは長文読解です。13の長文(最後の4問は1問につき文章が2つ)にそれぞれ2〜5問ずつ設問が設定されています。長文の内容はメールや手紙、宣伝・求人広告、記事、旅行日程やプログラムなど様々です。各設問、選択肢は(A)〜(D)の4つです。

パート7の最重要テクニックは、設問を先読みして答えを探しながら長文を読むです。

設問は[詳細を問うもの]と[全体を問うもの]に分類できます。
[詳細を問う設問]の例として、When will the train leave the station ?のように「いつどこで」を問うものが挙げられます。この場合、その答えを探しながら長文を読み進めていけばスピードアップが狙えます。

[全体を問う設問]の例としては、What is NOT mentioned about the article? などのように「〜していないもの」を問う設問があります。この場合、文章全体を読みながら選択肢を1つ1つ検討しないといけないので比較的時間がかかります。他にも、What is implied about 〜?「〜について示唆されていることは何か?」のように、文中から推測しなければならない設問も全体を読みつつ考えないといけないので時間がかかります。

このパートの時間配分は設問1つにつき、1分が目安です。
まずは確実に詳細を問う設問をクリアして、時間を残して全体を問う設問にトライしていきましょう。
設問は詳細を具体的に聞かれていればいるほど簡単です。難しいものに固執しすぎず、1問でも多く解答できるようにしましょう。

まとめ

TOEICの点数はテクニックを覚えて、過去問で練習することで比較的簡単にスコアアップを狙うことができます。

TOEICは時間との勝負であり、本番は少しの時間も無駄にはできません。過去問を利用して実際にこれらのテクニックを使えるように練習することが大事です。ぜひ試験当日まで頑張って取り組んでみてください!

【パート別最重要テクニックの復習】
パート1:問題文が読まれる前に写真に目を通し、ポイントを見つける。
パート2:文頭1〜2語に集中する。疑問詞の内容にあった回答をしている選択肢を選ぶ。
パート3,4:設問の先読みで答えを探しながら英文を聞く
パート5,6:即解答で時短(文法問題と語彙問題は即答)
パート7:設問の先読み(詳細を問う設問は答えを長文から探し出す)

コメント

タイトルとURLをコピーしました